SPYDとHDVの相性と保有比率について考える

この記事は、高配当ETFであるSPYDとHDVについて比較しながら、相性と保有比率について書いています。

(2020.5.24更新)

 

【読んでほしい人】

・SPYDと相性が良い他のETFを探されている方。

・SPYDとHDVの購入を検討している方。

・SPYDとHDVの保有比率に悩んでいる方。

 

 SPYDとHDVの相性と保有比率について考える

SPYDとHDVの相性と保有比率について考える

SPYDとHDVは両方とも高配当ETFと呼ばれる人気投資商品です。

私もポートフォリオに組み込んでおり、運用しております。

また、FIREを目指す上で不労所得の主軸にと考えており、今後も買い増ししていく方針です。

 

この2つのETFは一般的には相性が良いとされます。

では、どうして相性が良いと言われているのかを、そしてその保有比率について2つを比較しながら考えていきましょう。

 

相性が良いと言われる理由

この2つが相性が良いと言われる最大の理由は、投資セクターが比較的住み分けされているという事です。

下の表はSPYDとHDVのセクター割合を示しています。

セクター割合(SPYDとHDV)

ご覧の様に、セクター割合は大きく違います。

SPYDのセクタートップである不動産(リート)は、HDVの保有セクターではトップ10にも入りません。

また、HDVで上位にはいる通信やヘルスケアは、SPYDではセクター割合が少なくなっています。

これはそれぞれのETFの運用方針がまったく違うからです。

(追記)
コロナショックの影響でSPYDの構成銘柄の一部が減配や無配転落した事により組入変更を実施した為、セクター割合が変わっています。

以上の様に、2つのETFはセクターの違う投資対象を選んでいます。

逆に言えば、2つを保有する事で広く様々なセクターをカバーすることができます。

また、SPYDが景気敏感株を中心に構成しているのに対して、HDVは景気に左右されにくいディフェンシブ銘柄が中心です。

したがって、以下の2点が相性が良いとされる理由になります。

SPYDとHDVの相性が良い理由

1.2つを保有する事で幅広いセクターをカバーできる。

  理由:運用方針の違いから主要投資セクターが違う。

2.好景気時と不景気時に対応できる。

  理由:SPYDは景気敏感株が中心。

     HDVは景気に左右されないディフェンシブ銘柄が中心。

 

相性ピッタリですね!

 

注目ポイント

SPYDとHDVの2つを保有する事により幅広いセクターへの分散投資が可能となりますが、ハイテクセクターなど一部のセクター割合がやや薄いです。

これは高配当銘柄が中心になる為、マイクロソフト【MSFT】やアップル【AAPL】などのハイテクセクターに多い、いわゆるグロース株がほぼ無い為です。

【QQQ】などの他のETFや個別銘柄をサテライト運用する事により、足りないセクターを埋める事も検討の余地があると思われます。

 

経済ショック(コロナショック)時のそれぞれの変動率について(2020.4.5)

2020.4.5時点

 

上のチャートは2020年の年初来からのそれぞれの株価の推移を表しています。

コロナショックの影響で、見事に暴落しております。

景気敏感株で構成されているSPYDにおいては最大47%の下落に至り、最高値の約半分にまで落ち込んでいます。

また、HDVについてもディフェンシブ銘柄で構成されている関係上、SPYDに比して下落率は低いとはいえ最大37%も下落しております。

これは今回の経済ショックがコロナウイルスによるパンデミックにより引き起こされた関係上、ディフェンシブ銘柄にも悪影響を与えたことに他なりません。

 

また、設定されてから年数の若いSPYDにとっては、初めての経済ショックとなりました。

経済ショック時にどのような値動きをするのか未知数であったため、今後の投資方針の参考となる良いデータになったと思います。

 

SPYDとHDVの保有比率を考える。

次にSPYDとHDVの保有比率について考えます。

保有比率を検討する上で考えなくてはいけない事は、どれだけリスクを取れるのかというリスク許容度です。

比較(SPYDとHDV)

2つを比較してみましょう。

運用会社はアメリカ3大運用資本の2つであり、まったく問題ありません。

 

運用開始年は、HDVについては2011年より運用しているのでそこそこ実績があるのに対し、SPYDは2015年10月からの運用で、まだ歴史の浅いETFです。

したがって、実績を考えればSPYDはややリスクを取ります。

 

(追記)
コロナショックというSPYDにとっては初めての経済ショックを経験し、値動きの変動については、一定のデータを取れたと考えられます。

 

銘柄数は、先ほども触れましたがSPYDがS&P500の配当利回り上位80銘柄、そしてHDVが75銘柄であり、銘柄数だけみればそれほど大差ありません。

しかし、その投資割合は大きく違います。

SPYDが機械的に80銘柄を均等に割り、1銘柄1.25%で構成されているのに対し、HDVは銘柄に応じてその組入割合が違います。

(※現在SPYDは組入銘柄の減少にともない、組み入れ比率にややバラつきがあります。)

たとえば、構成割合トップのXOM(EXXON MOBIL CORP)は10.37%であり、なんと全体の1割を一つの銘柄に投資している事になります。

投資方針である、ディフェンシブセクターと財務健全性を重視した結果そうなったという事なのでしょうが、かなり個性的とも言えます。

この2つの違いを分散投資という観点からどの様にとらえるかも、個人投資家のリスク許容度に左右されるのではないでしょうか。

 

経費率はSPYDが0.07%、HDVが0.08%でややSPYDの方が安いですが、正直誤差の範囲でしょう。

2つとも十分すぎる程良心的な経費率です。

 

直近(2020.5.8)の配当利回りはSPYDが6.85%、HDVが4.57%です。

上位セクターの割合からも分かる通り、景気敏感株が中心のSPYDの方が1%以上高い利回りをたたき出しています。

しかし、SPYDの運用方針である配当利回り上位80銘柄は、逆張り投資にもなり、不人気銘柄にも多く投資しています。

利回りが高いという事は、それだけリスクが高いという事にもつながります。

それでも配当利回りの高い個別株に投資するよりは、80銘柄に分散投資している分、ある程度はリスクオフを図っています。

 

(追記)
コロナショックによる暴落で、普段は見る事がないレベルの配当利回りになっております。

リスク許容度と相談しながらになりますが、明らかに買い相場と言えます。

もちろん今後アメリカ経済が破綻する可能性がないとは言い切れませんが、個人投資家にとって資産形成をする上で大きなチャンスを迎えている事は間違いありません。

 

個人投資家は、以上の様な事を考えながら個人のリスク許容度と相談しながら保有比率を考えるべきでしょう。

リスク許容度は、人それぞれの年齢、年収、資産や投資方針で個人差があると思います。

SPYDの方がややリスクが高いですが、同時に高い配当利回りを期待できるため、リスクをある程度とれる方は積極的に運用してもいいかもしれません。

参考までに私の保有割合を紹介します。

SPYDとHDVの保有比率

ちなみに私の場合、30代、ある程度の生活防衛費を確保した上で500万円ほど証券口座で運用、インデックスとインカムゲインのハイブリッド投資で目標保有比率は・・・

SPYD:HDV=3(75%):1(25%)

で考えています。

私の場合、早期のFIRE(経済的独立と早期退職)を目指しているので、SPYDをやや多くしています。

 

(追記)
コロナショックを受けて、SPYDとHDVの比率を再検討しています。

理由は暴落時のSPYDの暴落率が想定よりも大きかった為です。

今後は

SPYD:HDV=2(66.6%):1(33.3%) または 3(60%):2(40%)

に逐次シフトしていきたいと考えています。

 

また、【QQQ】や【VIG】をサテライト的に運用し、足りないセクターを補いながらポートフォリオの安定化を図っていく予定です。

 

今後も適切な保有割合を模索していきたいと思います。

 

SPYDと相性の良い他のETFについて

SPYDはポートフォリオの中身を見ると、高配当を追求するあまり偏った構成割合になっています。

景気に左右される銘柄も多く、これ一本での運用は不安を覚えますね。

SPYDは高配当銘柄で構成されている関係上、キャッシュフローが読みやすいというメリットがあります。

これはFIREを目標にしている人間には不労所得の確保という点で分かりやすいメリットです。

しかし、トータルリターン(キャピタルゲイン+インカムゲイン+税金問題)という観点で考えれば、S&P500などの市場平均に負けてしまう可能性が高いです。

また、ハイテクやヘルスケアセクターなど足りないセクターがあるのも事実です。

あわせて、コロナショックで兼ねてより不安視されていた暴落に対する脆弱性も露呈しました。

そこでSPYDの欠点をカバーし、他のETFをサテライトで運用する事を一案として紹介します。

私はSPYDと今回ご紹介したHDVに加えて、QQQとVIGを運用しています。

それぞれの詳細については下記の記事にまとめていますので、SPYDのサテライトを探されている方は是非ご覧ください。

 

 

 おわりに

まとめ、SPYDとHDVの相性と保有比率について考える
まとめ

・SPYDとHDVは運用セクターをカバーできるため相性が良い。

・保有比率は個人のリスク許容度に応じて決定するべき。

 (リスクを取れるならSPYDの比率を増やしても良い)

・2つのETFではハイテクセクターの割合が薄くなるため、他のETFや個別株をサテライト運用するのもあり。

(追記)
SPYDは景気敏感株で構成されており、経済ショック時は大きな暴落が予期される事を考慮しなくてはならない。

 

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今回は以上となります。

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