〇 日銀の実質金利の引き上げについて
〇 住宅ローン金利への影響について
日銀の実質金利引き上げと住宅ローン金利への影響
本日(2022年12月20日)、日銀が金融政策決定会合で長期金利の許容変動幅を拡大することをアナウンスしました。
これを受けて、これまで拡大の一途を辿っていた日米金利差による円安基調は一転し、今後は日米金利差が縮小傾向になるであろうという見方から円買い・ドル売りに動いています。
日銀の実質金利引き上げ
今回の金融政策決定会合で決定されたのは、長期金利の変動幅をこれまでの±0.25%から±0.50%へ拡大するといった内容です。
短期金利については変更ありません。
政策金利の引き上げは、実質的には金融政策の引き締めにも繋がります。
日銀の発表を受けて市場も反応し、日経平均株価は一時は800円を超える下げ幅となり26,500円を割り込む展開もありましたが、引けにかけてやや戻して600円を超える下落で終了しています。
為替も顕著に反応し、一時は132円前半に迫る値動きを見せました。
現在は132円半ばあたりを推移しています。
3円以上の急激な値動きはビックリですね。
現在の水準は今年8月以来という事になります。

出典:Google Finance
住宅ローン金利への影響
ついに日銀が金利をあげたー!
という事で気になるのは住宅ローン金利ですね。
我が家もバッチリ変動金利で住宅ローンを組んでいるので他人事ではありません。
今回、日銀が実質的に金利を引き上げたのは長期金利です。
したがって影響があるとしたら『固定金利』の方になります。
『固定金利』のベースとなるのは長期金利で、これに対して『変動金利』のベースとなるのは短期金利という事になります。
まとめると・・・
〇 『固定金利』は長期金利の影響を受ける
〇 『変動金利』は短期金利の影響を受ける
という事で、今回は長期金利が上がりましたので、『固定金利』の方という事になりますね。
とはいえ、それほど大きな影響を与える程ではなく、若干上がるが限定的であろうというのが見方が大勢の様です。
しかし、変動金利だから今後も大丈夫なんて保証はまったくありませんよね。
変動金利にまで影響を及ぼす様な政策金利の変更が起こったら一体どうなるんでしょうか。
住宅金融支援機構が2021年4月に調査した結果によると、変動金利を選んだ人は全体の68.1%と全体の7割近くになるんですね。
金利引き上げが家計を逼迫し、ローンを返せないなんて事が全国各地で起こり社会問題となる未来は想像したくありません。
きっとそんな金融政策は選択できないと思いますが、どうなる事でしょう。
まとめ
〇 2022年12月20日、日銀が長期金利を実質引き上げ(±0.25%⇒±0.5%)
〇 住宅ローン金利に影響があるのは『固定金利』(影響は限定的という観測)
今回は以上となります。
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兼業投資家30代。
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職場で海外勤務を希望し英語を猛勉強⇒米駐在2年⇒FIRE(経済的自由と早期退職)に影響を受ける⇒資産運用しつつ投資ブログを運営。
投資歴は7年。
SPYD,HDV,VT,QQQ,VIG,VYM楽天VTI積立中。
最近不動産投資も勉強中。
バリスタFIRE(サイドFIRE)を目指してます。
当初5000万円の資産形成を目標とします。