【FIRE】SPYDが41%の大減配を発表!

 

SPYDが大きな減配を発表したみたいだけど、どうしよう?

この記事は、高配当ETFのSPYDが2020年9月期の分配金についての大減配を発表した事を受けての個人的な考え方になります。

【読んでほしい人】

FIREを目指している人

高配当ETFに興味がある人

SPYDを保有している、もしくは検討している人

 

 【FIRE】SPYDが41%の大減配を発表!

SPYD減配

SPYDの2020年9月期の分配金が発表されました。

今回の分配金は$0.2636になります。

つまり、前年同月比で考えると約41%の大減配という結果になりました。

配当を期待している人にとっては、これはなかなかのインパクトになりましたね。

これを受けてSPYDホルダーの中にも激震が走った様で、ツイッターを見ていると様々な反応をされており、なかなか興味深いものとなっています。

反応として見られるのは大きく二つ。

一つは大きく減配した事への失望感により売り払ってしまおうという見方。

もう一つは、ある程度減配を想定しており比較的穏やかに(あきらめて)受け入れてホールドを決める、もしくは株価が下落するなら買い向かうという見方です。

この二つの違いはどこからきているのでしょうか?

個人的に考えてみました。

 

そもそもSPYDってどんなETF?

SPYDを購入した方は、それぞれ目的をもっていると思いますが、一番の理由は高配当を得たいという事に帰結するでしょう。

今回の減配はこの高配当に逆行する事になり、人によっては許容しがたく、失望に繋がった事と考えます。

今回の減配を受けて、9月の分配金は$0.2636です。

これが4回分、つまり向こう1年続けば配当利回りは直近の株価で3.7%程度になります。
(実際は、直近1年間の配当利回り未だに5%を超えています)

コロナショックの影響で株価が低迷し、配当利回り6%越えが普通になっていたSPYDにメリットを感じて購入していた方にとっては、この配当利回りの下がり方は失望した事でしょう。

株価もずっと低迷しており、キャピタルはまったく期待できないのに分配金まで減らすとはなんて役立たずなんだと蔑んだ方も少なくないでしょう。

SPYDの過去データをみている方は、2017年や2018年あたりは利回り4%程度で推移していた事を知っていると思いますが、そんなことは刻一刻と変化している経済状況を鑑みて、今の利回りを見て購入された方にはきっと関係ないでしょう。

 

では、そもそものコンセプトから考えてみましょう。

以下、当ブログ別記事よりSPYDについて抜粋します。

 

SPYDは2015年10月から運用されており、まだ設定されてから年月があまり経っていない比較的新しいETFです。

とはいえ、運用している会社は世界第3位の資産運用額を誇る米国のステート・ストリート(State Street)ですので、安心できます。

経費率も0.07%と格安です。大きな企業が運営してるからこその経費率ですね。

コンセプトとしては、高配当銘柄上位80から構成する様にできております。

また、均等加重平均を採用しており、その時価総額に関係なくすべての銘柄を均等に組み入れる様に設計されています。

したがって、80銘柄で構成されているので1銘柄の構成割合は通常1.25%付近になります。

設計コンセプトの関係上、高配当銘柄のみに分散投資し高い配当利回りをたたき出しています。

そのため、その高い配当利回りを維持するために、株価が上昇したことにより配当利回りが下がった銘柄は投資対象から外され、別の高配当銘柄へ組み替えるリバランスを行っていきます。

逆に言えば、株価が下がり高配当となった不人気銘柄へ投資する一種の逆張りスタイルとも言えます。

時価総額に左右されない均等加重平均とこの逆張りのリバランスを繰り返す事によって、SPYDは高い配当パフォーマンスを出しています。

しかし、均等加重平均は小型株の値動きに大きく影響を受ける関係上、上昇局面には強いですが、経済ショックなどの暴落時に大きく値をさげる事につながる事を認識しておかなくてはいけません。

 

以上のSPYDのコンセプトから分かる様に、配当を指標とした逆張りスタイルの特殊なETFです。

当然キャピタルを望めるETFではありませんし、それを望むなら別のETFを選択するべきです。

また、配当に特化している事から実態経済の影響をモロに受けます。

経済ショックの際、企業の経営状況は悪化しているにも関わらず、政府主導の金融政策によるテコ入れ等により株価は維持したり上昇したりする事がありますね。

よくこの状態を『実態経済との乖離』などと表現します。

今年のコロナショックでもよく見られた状態です。

「巣ごもり銘柄」など一部の銘柄は、今回のコロナショック影響下でも、比較的堅実な経営を継続する事ができました。

しかし、それ以外については表面的に見える株価以上の影響を受けているのが実情です。

実態経済が悪くなれば、想像できる様に減配を余儀なくされる企業が増加していきます。

そしてSPYDはその特性上、実態経済の影響をモロに受けます(2回目)。

この事をなんとなくでも分かっている人は、今回の様な経済ショック時に減配する事はある程度想定できていたと思います。

減配が大きくなったのは、それだけ今回のコロナショックが及ぼした影響が大きかった事が推して測れます。

ここからはSPYDを含めた高配当ETF全体の話にもなります。

経済ショック時に高配当ETFは減配を受けやすい。

これは事実です。

減配は誰でも嫌です。

個別銘柄でこれをされると損切対象になり得ます。

しかし、高配当ETFは違います。

定期的にリバランスを行い、その時々の経済状況に影響を受けながらも配当を生み出してくれます。

好景気になれば増配にも期待できます。

しかし、不景気になれば先に言った様に減配のリスクはあり得ます。

あり得ちゃうんです!

それはたとえ連続増配ETFであるVIGでも減配した実績がある事からも容易に推測できると思います。
(2009年と2013年に前年比で減配実績あり)

そしてこの事を許容できないのであれば、高配当ETFへの投資は避けた方が得策かもしれません。

 

更に言えば、SPYDは高配当ETFの中でもかなりピーキーなETFです。

長い目で見れば、景気回復時など大きく株価の上昇や増配を期待できる局面もあるとは思いますが、今回の様な失望感待ったなしの展開もまたあり得ると思います。

キャピタルゲインを目的とするのであれば、そもそものコンセプトの関係上選択肢にすら上がらないはずです。

個人投資家は今一度コンセプトを見直して、納得してから購入に踏み切るべきだと思います。

今回の大減配はそれらを考え直す、良い機会となったのではないでしょうか。

 

【注意】ここからはさらに個人の考えです。

SPYDはコロナショックでその暴落耐性の脆弱さが浮き彫りになりました。

あまりの暴落っぷりに個人投資家にとって手を出しにくくさせた実情があります。

大減配もありました。

しかし、落ち目の今が買い時だと個人的には思います。

もちろん、さらなる暴落や減配リスクを孕んでいる事は言うまでもありません。

暴落に備えてキャッシュフローを確保し、リスク許容度と相談する必要があるでしょう。

状況によっては100万以上の含み損を抱える局面もあるかもしれません。

そして、こういったリスクと折り合いをつけながら買い向かえば将来大きく実るのではないかと私は考えています。

低い取得単価から繰り出される高利回りの分配金は、将来大きな益をもたらします。

理想的なキャッシュフローマシーンの出来上がりです。

【FIREへの軌跡】で投資記録を今後も公開していきますので、将来どうなるかこうご期待ですね。

残念な結果にならない事を願うばかりです(笑)

 

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という事で以上となります。ありがとうございました。

投資は個人の責任で、納得がいくまで調べてからする様にしましょう。

いつかはFIRE!

 

 

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