これ一本で世界の8000銘柄へ投資できるETF【VT】とは?

分散投資がいいみたいだけど、世界全体へ分散投資できるETFってあるのかな?

 

あります。

これ一本持っておけば世界全体へ投資できる究極の分散投資を可能とするETFが存在します。

その名もバンガード・トータル・ワールド・ストックETF(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF)【VT】です。

個人投資家にとって、ポートフォリオのコアになり得るポテンシャルを持った非常に魅力あるETFの一つだと考えます。

この記事は、世界分散投資を可能とするETFであるVTの魅力について紹介しています。(2020.5.31更新)

 

【読んでほしい人】

・FIREを目指している人

・とにかく分散投資ができるETFを探している人

 

 これ一本で世界へ投資できるETF【VT】とは

VT:基本情報
2020.5.31

まずは基本情報から見ていきましょう。

【VT】は世界最大規模の運用会社であるバンガード社が扱うETFで、先進国から新興国まで世界約47か国、約8000銘柄に分散投資しています。
(2020.5.31時点では8347銘柄)

経費率も年0.08%で、コストパフォーマンスも最高です。
(最近0.09%から0.08%に下がりました)

運用方針として、FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスへの指数連動を目指しています。

FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスとは

英FTSE社が開発した指数で、中小型株を含む全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数です。 主要先進国株式及び新興国株式等が対象となります。

 

これ一本で全世界の投資可能な市場市場時価総額の98%をカバーしています。

まさに究極の分散投資商品と言えます。

 

市場(国)別の構成比率について

市場別構成比率
2020.5.31

上のグラフは、VTにおける市場(国)別の構成比率を上位10か国とその他に分けて表しています。

ご覧の様に、半分以上が米国となっています。

指数は時価総額に連動していますので、それだけ米国の市場価値が高い事を表しています。

最近話題となった、米国のGAFAMの5企業だけで、日本の東証1部上場企業(2169社)の時価総額を上回ったというニュースも納得できます。

GAFAMとは

IT業界において巨大で支配的・独占的な企業群を指すために2010年台より報道などで使用されている用語。 GAFAMはGoogle・Amazon・Facebook・Apple・Microsoftの5社を指す。

 

しかし、30年前は日本が世界市場を席巻していた時代もあったのです。

時代によって力を持つ国は変わっていきます。

今は力強い成長を見せる米国も10年後は大丈夫かもしれませんが、20年、30年後にはどうなっているかは誰にもわかりません。

その点を考えれば、FTSE指数に連動するVTは自動的に国境を越えてリバランスを図ってくれるので非常に優秀なETFと言えます。

盛者必衰。経済の中心国は時代と共に変わっていくのです。

 

セクター割合と構成銘柄について

VT:セクター割合
2020.5.31

比較的、様々なセクターに大きな偏りなく投資されている印象を受けます。

VTはFTSE指数に連動し、時価総額によって構成比率が決まります。

このセクター割合が世界経済の縮図とも言えます。

景気敏感株の構成比率がやや大きく、不景気にはある程度の影響を受けそうです。

 

次に構成銘柄についてです。

VT:構成上位10銘柄
2020.5.31

上の表はVTにおける、構成上位10銘柄を表しています。

VTはFTSE指数に連動し、時価総額によって構成比率が決まると先ほど触れましたが、見事にGAFAMと有名企業が名を連ねています。

ご覧の様に上位10銘柄で全体の約1割程度を占めているので、VT一本で世界経済に分散投資しつつ有名企業もある程度カバーする事が可能です。

 

パフォーマンスについて

VTチャート:設定来
2020.5.31
Yahoo Finance

上のチャートはVTの設定来のチャートを示しています。

世界経済の成長と共に、緩やかにですが右肩上がりに株価が上昇している事が分かります。

今後、世界経済自体が成長するのであれば、たとえ経済の中心国が変わろうとVTの株価は上昇していく事になります。

超長期スパンでの投資を考慮するのであれば、1国に集中投資するより分散投資効果は非常に大きいと言えるでしょう。

 

次に直近1年のチャートを下に示します。

VTチャート(1年)
2020.5.31
Yahoo Finance

ご覧の様に、コロナショックの影響を受けています。

今回のコロナウイルスにともなう経済ショックを受けて、最大で32.4%の下落がありました。

そのあと、チャートからも分かる様にすぐにV字回復を見せています。

今回の経済ショックは先進国から先に大きな影響を受けました。

現在、その影響は徐々に緩和されつつありますが、今度は新興国にその余波が広がりつつあります。

世界全体に分散投資するVTとしては、しばらくの間はコロナウイルスの影響を受け続ける可能性が非常に高いです。

 

分配金について

FIREを目指す上で分配(配当)利回りは重要な指数です。

VTはどうでしょうか。

直近の株価では、利回り2.49%になります(2020.5.31)。

決して低い利回りではありませんが、FIREを目指す上での高配当株式投資のポートフォリオに組み込むにはややパワー不足感は否めません。

これは高配当を好むイチ個人投資家としての意見ですが、あくまで分散投資を目的にして、リスクマネージメントの一環としてポートフォリオに組み込む事を前提にした方が良さそうです。

人によってはVTをコアに据えて運用する事も十分検討に値するポテンシャルをもつETFだと思います。

配当金は3月、6月、9月、12月の年4回に分けて支払われます。

 

増配率はどうでしょうか。

VT:増配率
2009年から2019年まで

上のチャートは2009年から2019年までの10年間の配当金の推移を表したものです。

ご覧のようにほぼ右肩上がりで推移しており、今後もその傾向が期待できる事がうかがえます。

 

 おわりに(VTについて)

まとめ、VT
まとめ

・ポートフォリオのコアに据える事も検討できる優秀なETF

・世界に分散投資(約47か国約8000銘柄)

・経費率が安い(年0.08%)

・世界経済の成長にあわせて、増配や株価の上昇が期待できる

・米国の比率が多い(約半分)
 (経済の中心国が変われば、その割合は時代に応じて変化する)

・景気敏感セクターの比率がやや多い

・コロナウイルスの影響が長引きそう

 

私が保有するVTは1株だけです。

米国株を始めた頃に、世界に投資するETFという事で株価の動きを見たくて1株だけ購入したものです。

米国株における主力をSPYDとHDVに決めた為、VTに関してはそれっきりでしたが、超長期投資を考慮するのであれば、VTをポートフォリオに組み込んでいくことは非常に有効であると考えます。

高配当株式投資による配当収入に一定の区切りがついたら、分散投資に特化したVTをポートフォリオに組み込んでいきたいと思います。

 

という事で今回は以上となります。

いつかはFIRE!

 

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